1万個を無償プレゼント、普及促進図る
宅配荷物を不在時でも自宅玄関前などで受け取ることができる置き配バッグ「OKIPPA(オキッパ)」を展開するスタートアップ企業のYper(イーパー)は4月20日、新たに楽天がインターネット通販「楽天市場」の置き配サービスにOKIPPAが採用されたと発表した。
楽天が展開している出店者向け配送サービス「Rakuten EXPRESS」で4月22日以降、受け取り手段として選択が可能となる。同社はOKIPPA1万個を無償でプレゼントし、置き配の普及促進を図る。募集は4月20日から6月19日まで特設サイトで受け付けている。
両社は国土交通省と経済産業省が共同で開催してきた「置き配検討会」に参加するなど、以前から置き配の利用拡大を目指している。同検討会で消防法の観点からは宅配物など避難の支障とならない少量の私物をマンションの通路へ暫定的に置く場合、社会通念上と法律上のいずれも問題にはならないとの見解が示されたため、Yperは「今年はさらに『置き配』が普及すると考えられる」と期待を示している。
楽天オリジナルのOKIPPA
選択時のウェブサイト画面イメージ※クリックで拡大(いずれもYper提供)
(藤原秀行)