延べ床面積4200平方メートル、荷さばき施設や倉庫など備え21年秋使用開始見込む
JR東日本仙台支社はこのほど、仙台駅東口に物流施設「仙台駅東口物流センター」を新築すると発表した。駅構内の店舗向け物流を担う。
地上9階建て、延べ床面積は約4200平方メートルを計画。既存の2階建て「構内営業事務所」を取り壊して建て替える。荷さばき施設や倉庫、事務所のほか、駅構内店舗の従業員ら向けに更衣室や休養室、シャワー室などを設ける予定。
今年夏ごろに既存建物の解体に着手、今年秋ごろに新築工事を本格的に始め、21年秋ごろの使用開始を見込む。
新施設は駅の東西に分散していた荷さばき駐車場を東口に集約し、搬入のトラックなどが駅前広場歩道を横断していた西口の荷さばき駐車場を廃止。通行人の安全を高めることを計画している。さらに、東口の物流センターから駅構内店舗までの配送会社を2社程度に絞り、物流の効率化を図る。
職場環境改善へ更衣室やシャワー室を増床するとともに、休養室の完全個室化も実現する。
また、仙台駅北部高架下にある駅構内店舗などの荷さばき駐車場や倉庫、グループ会社事務所などの機能を東口物流センターへ移転することにより、約1600平方メートルが空くため、スペースを有効活用した新たなにぎわいづくりを検討する。
物流センターの完成イメージ(JR東日本仙台支社プレスリリースより引用)
(藤原秀行)