新型コロナウイルス感染症への対応について

「シームレスECプラットフォーム」で夜間受注商品の翌日午前配達も可能に

「シームレスECプラットフォーム」で夜間受注商品の翌日午前配達も可能に

佐川グローバルロジ、SGHDグループ主要事業会社と連携し顧客支援強化

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SGホールディングス(HD)傘下で3PL事業などを手掛ける佐川グローバルロジスティクス(SGL)は5月11日、SGHDグループの大型物流施設「Xフロンティア」(東京・新砂)内に4月1日開設したEC事業者向けの最新ロボット活用拠点「シームレスECプラットフォーム」をロジビズ・オンラインなどのメディアに公開した。

同拠点はAGV(無人搬送機)や自動梱包機などを投入し、EC事業者が利用した分だけ毎月料金を支払う仕組み。入荷から在庫管理、梱包、出荷までをトータルで機械化・省人化することで、EC事業者の設備投資負担を抑え、業務効率化を後押しするのが狙いだ。


入出荷作業エリア。商品が入った棚をギークプラス製のAGV(無人搬送機)「EVE」が持ち上げ、ピッキングエリアまで運ぶ※クリックで拡大

大規模な機械化に加え、Xフロンティアに集結しているSGHDグループの主要事業会社のリソースを24時間体制で活用することで配送の迅速化も計画している。例えばSGLが佐川急便と連携し、夜間に注文を受けた商品をすぐにピッキングから梱包、出荷まで済ませ、翌日の早朝に佐川の各営業所に向けて発送、首都圏では午前中に配達を完了することも可能になると見込む。

Xフロンティア内では、シームレスECプラットフォームと同じフロアに国際物流を得意とするSGHグローバル・ジャパンが拠点を構えている。それだけにSGLは越境ECの商品に関しても素早く出荷対応できるようになると強調している。

新型コロナウイルスの感染拡大による影響で設備の輸入が制限されていることなどから、シームレスECプラットフォームの本格稼働に向けた準備作業も遅れが出ているという。ただ、SGLは「新型コロナウイルスの感染拡大でEC利用が増えており、事業者の方からも引き合いが多く寄せられている」と説明。ニーズが見込めるとして、まずは導入したAGVなどを最大限活用し、EC支援の成功事例を積み重ねていくことに強い意欲を見せている。

今後は21年の年初にも自動倉庫システム「AutoStore(オートストア)」の設置を完了させ、商品の保管・出荷能力を高めることを計画している。


ピッキングした商品を梱包エリアまで届けるAGV「OTTO」。自動的に充電する※クリックで拡大

(藤原秀行)

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