荷主の不便解消へ「オープンプラットフォームを構築」
セイノーホールディングス(HD)の田口義隆社長は5月13日、インターネット上で開催した2020年3月期決算説明会で、宅配事業などで競合するヤマトホールディングスやSGホールディングスと物流業務効率化に向け連携していくことに強い意欲を示した。
田口社長は荷主企業の不便を解消し、成長に貢献していくことが重要であり、そのために物流業界全体で取り組む必要があると指摘。「ヤマトや佐川急便と一緒になって物流のオープンプラットフォームを構築していく」との考えを明らかにした。
セイノーHDは19年8月、SGHDと業務連携に向け基本合意したと発表していた。今後、3社グループ間で物流施設や車両の共有化などの検討がさらに進められる可能性がありそうだ。
(藤原秀行)