業務効率化で成果、物効法認定
横浜冷凍(ヨコレイ)は6月11日、運送会社のケーラインサービス(名古屋市)と連携して実施している冷凍食品の輸送・保管業務の効率化策を公表した。
従来は国内のメーカーが関東周辺の倉庫を経てヨコレイの「横浜BC」(横浜市)に納品、そこからケーラインサービスが荷さばきや流通加工を担い、ヨコレイの伊勢原(神奈川)、鶴ヶ島(埼玉)のセンターに輸送していた。
今年5月に横浜市内で新たなヨコレイの拠点「横浜みらいサテライト」を活用し、国内メーカーが周辺倉庫を介さず直接製品を持ち込める流れに変更。トラックの走行距離短縮につなげた結果、CO2排出量は41・2%抑制した。
併せて、同拠点にはケーラインサービスのトラック営業所を併設することで、両社間の連携を強化し、手待ち時間を95%減らすことに成功した。
効率化策は国土交通省から改正物流総合効率化法に基づき、4月15日付で「総合効率化計画」の認定を受けた。
(藤原秀行)