イクシス提供の床面ひび割れ検知ロボット、利用の物流施設が累計100棟・500万㎡突破

イクシス提供の床面ひび割れ検知ロボット、利用の物流施設が累計100棟・500万㎡突破

AIで画像解析し報告書作成時間短縮、工数は半分に削減見込む

産業用ロボット開発などを手掛けるイクシス(川崎市)は5月9日、床面のひび割れを検知するロボット「Floor Doctor(フロアドクター)」の利用実績が今年4月現在、全国の物流施設100棟・累計面積500万㎡(東京ドーム107個分相当)を突破したと発表した。


Floor Doctor

Floor Doctorはコンクリート面のひび割れ検査を、目視ではなく、誰でも簡単な操作で、かつ確実に画像を取得して実施できるのが特徴。2019年10月にサービスを開始した。全国の大手デベロッパーやスーパーゼネコンを含む40社以上が実現場で活用してきた。

オペレーターが手動でロボットを移動させ、コンクリート床面にあるひび割れの形状と位置情報を取得する。発見したひび割れはAIで画像解析する。

AIを活用した損傷判定により、これまでの人力に頼っていた検査報告書の作成時間短縮に貢献、工数は約半分に削減できると見込む。定期的な点検実施で経年劣化を確認することも可能という。

現行のサービスでは、15分で1グリッド(10m×10m)、1日2000㎡以上の撮影が可能。

(藤原秀行)※いずれもイクシス提供

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