自動倉庫や搬送ロボット、RFIDタグ活用した検品効率化システムなど導入
日本通運は7月30日、東京・江東区新砂の倉庫施設内で、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)などを取り入れたショールーム型の先端物流施設「NEX-Auto Logistics Facility(NEX-ALFA)」がオープンしたと発表した。同22日に稼働を始めた。公開は今年10月以降の見通し。
NEX-ALFAの床面積は2998平方メートル。物流センター内の各作業工程を細分化し、物流現場の効率化・省人化を実現するため、先端技術を活用した複数の物流機器を導入。アパレル関連の商品を取り扱い、シェアリングのモデルを構築し、入庫から保管・ピッキング・梱包・出庫に至るまでの物流センターとして実際に稼働している物流機器などを見学できるようにしている。
先端物流機器は、
・保管効率を最大限に高めたロボットストレージシステム「AutoStore(オートストア)」
・保管効率の向上、省人化を目的としたギークプラス製自動搬送ロボット EVE」
・省人化を目的とした無人自動フォークリフト「RACK FORK AUTO」
・ロールコンビのガイドレス自動搬送装置「AGV」
・倉庫作業の省人化を目的とした追従運搬ロボット「THOUZER(サウザー)」
・画像処理技術を応用したデジタルピッキングシステム 「プロジェクションピッキングシステム」
・RFIDタグを活用した検品作業の効率化「RFID トンネルゲート」
―― を配備している。
他にも、商談用ラウンジやプレゼンテーションルームを用意している。
施設内の様子と導入した先端設備の一例(日本通運プレスリリースより引用)※クリックで拡大
(藤原秀行)