ケースパレタイズなど3工程を自動化
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MUJINは7月30日、アズワンが千葉市に構えている物流センター「Smart DC」で、MUJINの先進ロボット4台を導入したと発表した。
内訳は段ボールをかご車に積み付ける「ケースパレタイズロボット」2台、世界で初めて折り畳みコンテナ(オリコン)の積み付け作業を担う「オリコンパレタイズロボット」と段ボールの積み降ろしを手掛ける「ケースデパレタイズロボット」を各1台。
MUJINのロボット(以下、全てMUJIN提供・クリックで拡大)
4台の活用により、アズワンのセンター内で段ボールやオリコンの積み付け、夜間の在庫補充における段ボールの積み降ろしの計3工程の自動化に成功したという。
同センターは千葉市でプロロジスが開発した物流施設「プロロジスパーク千葉1」に入居。機械化を積極的に進め、保管能力をアズワンの従来拠点より1・5倍、出荷能力は2倍に高めている。
ケースパレタイズロボットは最適な積み付け位置を自動計算し、3Dビジョンで作業を常時監視して荷崩れが起きた場合はすぐにロボットを停止、商品の破損を防ぐことなどが特徴。オリコンパレタイズロボットはセンサーでオリコンのずれを検知し、荷崩れを回避する。いずれもAGV(無人搬送車)と連携し、積み付けた商品の搬送まで自動化した。
ケースパレタイズロボットは積み付けられている状態を問わず、さまざまな荷姿のケースを適切に積み下ろすことが可能で、自動倉庫やコンベヤーと連動させて夜間在庫補充の完全自動化を達成した。
(藤原秀行)