阪急阪神不動産と三菱地所が開発、店舗とEC連携した販売チャネル多角化に対応
上新電機と三井倉庫傘下の三井倉庫ロジスティクスは8月7日、共同で物流センター開設に取り組むと発表した。
阪急阪神不動産と三菱地所が大阪府茨木市の彩都エリアで開発を進めている大型物流施設「ロジスタ・ロジクロス茨木彩都(A棟)」(地上5階建て、倉庫面積約11万6000平方メートル)を三井倉庫ロジスティクスが1棟借りし、上新電機のセンターとして運営する。稼働開始は2021年夏ごろ、本格稼働は22年春ごろをそれぞれ予定している。
大型施設は名神高速道路の茨木ICまで約2・5キロメートル、新名神高速道路の茨木千提寺IC」まで約6・5キロメートル、名神自動車道と中国自動車道、近畿自動車道が交差する「吹田JCT」まで約5・2キロメートルと、近畿一円などを幅広くカバーできる立地が強み。
新センターにはAGV(無人搬送車)やロボットなどの先進機器を積極的に導入し、倉庫運営の合理化・省人化を推進。実店舗とECを連携させた販売チャネル多角化に対応できる効率的な在庫管理も実現する構想だ。
新センターが入る「ロジスタ・ロジクロス茨木彩都(A棟)」の完成イメージ(上新電機、三井倉庫ロジスティクス提供)
(藤原秀行)