商船三井が確認、汚損に備えタグボートと係船
商船三井は8月13日、インド洋のモーリシャス島沖合で同社が長鋪汽船(岡山県笠岡市)の関連会社から傭船していた大型貨物船が座礁した事故について、船内に残っていた燃料の油はほぼ全量を回収できたとみられると発表した。今後は海に流出した約1000トンの油の回収を急ぐ。
商船三井によれば、船体やや後方の8番貨物艙付近の亀裂が進行していることを確認した。折損した場合に船体前方部分が漂流しないよう、タグボート1隻と係船しているという。
同社が派遣した社員は現地に到着しており、今後は追加の人員派遣や物資輸送を引き続き検討する。
(藤原秀行)