コロナで巣ごもり消費拡大、野菜の高騰も影響
日本生活協同組合連合会(日本生協連)が8月21日発表した全国の主要65地域生協の総供給高(売上高)速報によると、7月は前年同月比12・8%増の2514億400万円となり、6カ月連続で前年実績を上回った。
内訳を見ると、宅配は15・7%増の1662億9900万円で、全体傾向と同様に6カ月続けて前年同月比でプラスを記録。個配に絞ると18・9%増の1187億7200万円だった。店舗も8・1%増の800億800万円に達した。
新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で“巣ごもり消費”が増えているのに加え、消費者の間で非接触による購入を選ぶ動きが見られたこともあって宅配の利用が伸び続けているようだ。天候不順で野菜が高騰しているのも全体の金額を押し上げているとみられる。
(藤原秀行)