日本通運、インドネシア現法の物流拠点で「ハラル認証」取得

日本通運、インドネシア現法の物流拠点で「ハラル認証」取得

同国2拠点目、多様な温度帯で製品保管可能

日本通運は8月27日、インドネシアの現地法人が今年7月、同国内のゴーベル工業団地内に構えている物流拠点「ブカシロジスティクスセンター」で、倉庫保管や入出庫などの業務がイスラム教の戒律に沿っていることを示す「ハラル認証」を同国の公的機関「インドネシア・ウラマー評議会 食料・薬品・化粧品研究所(LPPOM-MUI)」から取得したと発表した。

同国でハラル認証を取得するのは2拠点目となる。ブカシロジスティクスセンターは倉庫面積が4万5800平方メートルで、庫内に冷凍・冷蔵・定温施設を備え、多様な温度帯でハラル製品の保管が可能。

インドネシア国内では同社グループ3社がハラル認証を取得しており、航空・海運フォワーディングから倉庫保管、配送に至るまでの一貫した「ハラル物流」サービスを展開できるのが強み。

同社は今後、イスラム教徒が多く在住しているインドネシアなど東南アジアでハラル物流サービスを拡充し、需要を着実に取り込みたい考えだ。


ブカシロジスティクスセンターの外観と倉庫内空調エリア(日本通運プレスリリースより引用)※クリックで拡大

(藤原秀行)

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