低コストで運用可能、スマホ型端末で視認性向上も
日本通運は9月1日、電子タグ(RFID)と倉庫管理システム(WMS)を連携させたハイファッション業界向けの新たな倉庫オペレーションの運用を開始したと発表した。
割安な価格でRFIDを調達するとともに、システム設計を簡素化するなどして、これまでより低コストでRFIDをアパレル製品の在庫管理に活用できるよう配慮。用いる端末はスマートフォン型のAndroid搭載端末を使うことで、作業時の視認性を高めるといった工夫も凝らしている。
今後は自社店舗を構えている小売業全般に利用を働き掛けていく考え。庫内のオペレーションに加え、ファミリーセールなど催事場での棚卸し代行、RFID棚卸しシステムのレンタル、店舗用・催事会場の防犯ゲートのレンタルサービスなどの開発も進める。併せて、RFIDを使用したEC向け真偽判定(トレーサビリティー)機能も確立する予定。
ハンディースキャナーとスマートフォン型端末
ハンディ―スキャナーでICタグをスキャニング(いずれも日本通運プレスリリースより引用)
(藤原秀行)