【新型ウイルス】佐渡汽船、財務基盤強化へ傘下の佐渡汽船運輸を完全子会社化

【新型ウイルス】佐渡汽船、財務基盤強化へ傘下の佐渡汽船運輸を完全子会社化

12月29日付、債務超過解消目指す

佐渡汽船は9月18日、傘下でトラック運送などを手掛ける佐渡汽船運輸(新潟県佐渡市)を株式交換で完全子会社化すると発表した。11月に開催する予定の株主総会で了承されれば12月29日付で実施する予定。

佐渡汽船は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う観光需要激減などのあおりを受けて業績が悪化。2020年12月期第2四半期(4~6月)末時点で債務超過に陥っており、現状では通期でも解消できない見込み。財務状況が良好な子会社を取り込んで早期の債務超過解消につなげたい考えだ。

佐渡汽船運輸は現在、佐渡汽船グループで株式の約56%を保有。19年12月期の単独売上高は19億円、純利益は2300万円だった。

(藤原秀行)

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