階層別に4種類設定、登山などの非日常体験も
アサヒロジスティクスは9月23日、企業内大学「アサヒ人財育成大学(Asahi Logistics University=ALU)」の2020年度コースを開講したと発表した。
階層別に計4コースを設定。1年間同じメンバーで学習、意見交換を続ける「年間実施方式」を展開している。
コースは一般職やリーダーが対象の「ALU-EG(マネジメント・エッグ)」、主任クラス向けの「ALU-BG(マネジメント・ビギナー)」、管理職クラス向けの「ALU-MB(マネジメント・ベーシック)」、ブロック長やグループ長が対象の「ALU-MS8マネジメント・シニア」。コミュニケーションスキルとリーダーシップ論や労務管理、物流関連の法令などを学習するほか、登山やマウンテンバイクによるダウンヒルといった非日常体験も行う。
ALUは07年に若手管理者候補生の育成を目的に始めた研修制度「経営塾」が前身。その後、階層別に教育内容を整備し、10年からALUとして展開している。
同社は「1 年を通して座学やディスカッション、非日常体験を共有することにより『同期の仲間』を作り、社内での新たな人とのつながりが生まれることを目的としたプログラム構成になっている。中途入社でも新卒社員のように同期の仲間との人間関係を築くことで、定着率の向上や積極的な学びの姿勢の育成に成果を上げている」と強調。ALU受講経験者の定着率が向上していると説明した。
今後はより専門的な知識に絞って学ぶことができる「ALU カレッジ(仮名)」の創設を目指しているほか、人材育成システムの外販も視野に入れている。
研修の様子(アサヒロジスティクスプレスリリースより引用)
(藤原秀行)