【動画】ニチレイロジと豊田自動織機、冷蔵・冷凍倉庫内で自動運転フォークリフト稼働の実証実験開始

【動画】ニチレイロジと豊田自動織機、冷蔵・冷凍倉庫内で自動運転フォークリフト稼働の実証実験開始

東京・品川のセンターで21年9月まで、早期に実用化し人手不足カバー目指す

ニチレイロジグループ本社と豊田自動織機は10月8日、冷蔵・冷凍倉庫内で自動運転フォークリフトを稼働させる実証実験を開始したと発表した。2021年9月までの間、ニチレイロジの100%子会社ロジスティクス・ネットワークの「品川物流センター」(東京都港区港南)で行う。

マイナス25度の庫内でも自動運転フォークリフトが円滑に動くことができるかどうかを確認。人手不足に悩む冷蔵・冷蔵倉庫の現場業務効率化と省人化を図りたい考え。

両社は18年、ニチレイロジ傘下のキョクレイが横浜市内に構える「キョクレイ大黒物流センター」で、2度の冷蔵環境下で自動運転フォークリフトの実証実験を開始。有効に使えることを確認していた。今回はさらに厳しい環境に自動運転フォークリフトを投入し、耐久性や同一機台での冷蔵・冷凍ゾーン間の移動の円滑さ、有人フォークリフトとの共存の可能性を検証する予定。

冷蔵・冷凍ゾーン間の移動では、急激な温度変化で結露やもやが生じ、機台と走行に影響を与えるため、これまで自動運転フォークリフトの活用は困難との見方が一般的だった。両社は急激な温度変化を克服できる機台を国内で初めて実用化し、実証結果を基に改良を続け、早期の製品化を図る。


冷凍倉庫内で作業するリーチタイプ冷蔵・冷凍自動運転フォークリフト(両社プレスリリースより引用・クリックで拡大)

(藤原秀行)

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