まず試験的に数社で実施、中小運送事業者らの利用促進図る
運送事業者の業務効率化支援を手掛けるスタートアップ企業のAzoop(アズープ、東京都世田谷区上馬)は10月15日、クラウドベースの車両管理システム「トラッカーズマネージャー」に関し、車検証や請求書のデータを自動入力するサービスを10月に始めると発表した。まずは試験的に、同社が指定した数社の運送事業者でスタートする。
同システムの利用が増える中、人員が限られる中小運送事業者ではデータ入力が重荷になっているため、書類の画像やファイルをアップロードしたり、ファクスで専用番号に送信したりするだけで内容をシステムに反映できるようにする。
同システムは稼働状況などのデータを基に、運送事業者が保有している車両1台当たりの収益をはじき出し、最適化に向けた施策をサポートする。データ入力の負荷を減らすことで、より中堅・中小運送事業者の利用を促進したい考えだ。
(藤原秀行)