一定水準下回ると発注、業務効率化図る
IoT(モノのインターネット)通信サービスを展開しているセンスウェイ(東京都中央区日本橋本町)は10月14日、ロボット開発などを担うユカイ工学(東京都新宿区富久町)、BtoBの受発注システムを手掛けるCO-NECT(東京都品川区東五反田)の両社と業務提携し、IoTを活用して在庫量の自動管理が可能な重量センサーを共同開発したと発表した。
センサーが在庫量を常時監視し、重さがあらかじめ設定した一定水準を下回ると受発注システムと連動させて自動的に発注することで、在庫切れを防ぐ。担当者の在庫管理や発注の業務効率化にもつなげられると見込む。
センスウェイが取り扱っているIoT向け無線「LPWA」の規格の1つで消費電力が低く長距離通信が可能な「LoRaWAN」に対応。複数の店舗で同時に重量のデータを収集することもできる。
3社は飲食店や卸売業などの利用を見込んでおり、複数業種で実証実験を進めた上で、2020年内のサービス提供開始を目指す。
IoT重量センサーの概要(センスウェイ提供)※クリックで拡大
(藤原秀行)