プロロジス、埼玉・草加で15・2万平方メートルのマルチテナント型物流施設開発

プロロジス、埼玉・草加で15・2万平方メートルのマルチテナント型物流施設開発

22年4月竣工予定、食品関連企業向け設計を採用

プロロジスは10月19日、埼玉県草加市で新たなマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク草加」を開発すると発表した。

埼玉県企業局が整備する食品製造・加工などの企業向け産業団地「草加柿木フーズサイト」内に立地し、鉄骨造で地上4階建ての免震構造、延べ床面積は15万1602平方メートルを計画。2022年4月の竣工を見込む。現時点で賃貸可能面積の約75%で入居企業が複数内定しているという。

新施設は東京中心部まで約20キロメートルで、東京外環自動車道と国道4号バイパスの結節点近くに位置し、外環道の草加ICから約7キロメートル、外環三郷西ICから約4・9キロメートル。JR武蔵野線の越谷レイクタウン駅から徒歩約13分(1・1キロメートル)と労働力確保にも強みを持つ。

産業団地の運営趣旨を踏まえ、食品関連企業の入居を前提とした設計を採用。柱スパンは4トントラックが3台接車できる11メートルを基準に、11メートル×11メートルと設定している。1階の北側部分には食品加工・プロセスセンターなどが入居する際に必要となる、大規模な床かさ上げや排水経路に配慮した計画とする。

近年増加傾向にある水害を想定した地面のレベル設定を予定しており、人命および入居企業の使用する冷蔵設備、自動化設備などの保護に努める。


「プロロジスパーク草加」の完成イメージ(プロロジスプレスリリースより引用)※クリックで拡大

(藤原秀行)

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