自社保管在庫を10倍の100万点まで拡充、委託在庫などビジネス成長図る
半導体商社のコアスタッフは10月14日、長野県佐久市で地上4階建ての新たな物流センターを建設すると発表した。
延床面積は約1万5000m²を計画しており、既存の長野物流センターの約5倍に拡大する見通し。2024年7月の竣工を見込む。
新物流センターは太陽光発電パネルと蓄電池を設置し、自社電源を100%確保。脱炭素化を追求し、“停電しない物流倉庫”として稼働を予定している。
併せて、自動倉庫設備の導入と無人搬送車(AGV))活用を計画。生産性向上と配送力強化につなげ、高品質なロジスティクスを実現したい考えだ。
世界的に半導体・電子部品の不足が続く中、新物流センター稼働後は現状10万点の自社保管在庫を約100万点まで積み上げ、委託在庫や買い取り在庫ビジネスの成長と物流受託の強化を目指す。
物流受託は単に顧客の製品を管理するだけではなく、コアスタッフが強みとする独自の販売チャネルを活用し、受託製品のうち一定期間販売履歴がないものは委託販売に切り替え、外部に販売していくことで、余剰在庫削減の機能も持たせられるようにする。
新物流センターの完成イメージ(プレスリリースより引用)
<新物流センターの概要>
施設名 : コアスタッフ新物流センター(仮称)
竣工予定 : 2024年7月
所在地 : 〒385-0011 長野県佐久市猿久保517他
規模・構造 : 鉄骨、耐火構造、地上4階
敷地面積 : 16,761.37平方メートル
建築延床面積: 15,020.00平方メートル
主な用途 : 倉庫、事務所
設備 : 自動倉庫、解析センター、託児所、駐車場118台
(藤原秀行)