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CFOは財務に限らず、デジタル化など全社業務改革促進担う職務に

CFOは財務に限らず、デジタル化など全社業務改革促進担う職務に

アクセンチュアの世界10カ国意識調査で判明

 アクセンチュアは10月16日、日本を含む世界10カ国を対象とした「パラダイムシフトするCFO:金庫番から、企業価値創出プロデューサーへ」と題する調査結果をまとめた。回答した企業のCFO(最高財務責任者)の77%がデジタル技術導入による業績改善の取り組みを統括するなど、CFO職が従来の経理や財務管理だけでなく、全社規模の業務改革促進を担う傾向にあることが明らかになった。

 同社シニア・マネジング・ディレクターで財務・リスク管理事業のグローバル統括を務めるスティーブ・カルプ氏は「ここ数年でCFOの役割は経理担当から企業全体のビジネス・パートナー、さらには戦略的アドバイザーへと進化しており、デジタル投資で計画された成果を導き出すガーディアン(守護者)的な存在となっている」と指摘。

「さらには、CFOが企業におけるデジタルの推進役となる動きが急速に進んでおり、予測分析やAI(人工知能)を活用してデータを正しく解釈することで、財務部門の枠を超えて、価値創出、効率化、戦略の実践に向けた重要な意思決定に影響を及ぼすようになってきている」と分析した。

 調査は2017年12月~18年4月、グローバル企業に所属する700人以上の財務管理担当者と200人以上の財務管理職候補者らを対象に実施した。

78%が「従来の財務職務はやがて陳腐化」と予測

 回答者の81%が、自らの主要な役割の1つとして「ビジネス全体に新たな価値をもたらす分野の見極め」があると認めたほか、77%が自身の持つ権限内で全社規模の業務改革を促進できると考えていた。

 また、財務関連業務の34%が自動化され、21年にはさらに45%まで高まると見込まれている。アクセンチュアは業務のデジタル化が財務分野にも及んでいることで「新しく、よりやりがいのある仕事に集中できるようになり、データ分析から見えてきた課題に経営幹部と連携して取り組めるようにもなってきている」と推察した。

 財務担当者が今後求められるスキルとして、回答者の76%が「デジタルや統計、オペレーション、コラボレーションに関する高度なもの」へ移行していくと予想。78%は従来の財務職務が陳腐化し、変化が今後急速に進むとの見方を示した。

 また、81%は今日の財務プロフェッショナルに不可欠なものとして「データからストーリーを読み取るスキル」を挙げており、財務以外にも幅広い知識やスキルを有することの重要性が高まっていることをうかがわせた。

(藤原秀行)

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