デカルト・データマイン調査
米調査機関デカルト・データマインは10月20日、日本発着の海上コンテナ輸送量に関する最新調査結果(速報値)を公表した。
アジア域内へのトランシップ分を含めた日本発米国向け(荷受け地ベース)は9月の輸送実績が前年同月比21・1%減の3万7233TEU(20フィートコンテナ換算)となった。新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済減速が引き続き影響していることを示唆した。
ただ、減少幅は5月以降の4割程度から縮小してきた。母船直航貨物は2・0%減だった。
直航分の主要港別実績を前年同月比で見ると、東京港は2・4%増、神戸港も14・5%増と持ち直したのが目立った。名古屋港は7・5%減だった。
日本発荷受け地ベースの実績(デカルト・データマイン資料より引用)※クリックで拡大
(藤原秀行)