エンジニアら人材採用強化と商品開発に充当
中小EC事業者らの物流業務を包括的に支援するオープンロジは10月22日、シリーズC(経営安定期)ラウンドの第1回として第三者割当増資と借り入れにより総額17・5億円の資金を調達したと発表した。
調達資金はソフトウエアエンジニアらの人材採用強化と新製品開発に充てる。これまでの累計調達金額は約27・5億円に上る。同ラウンドは今年12月末に完了する予定。エンジニアは最大50人の採用を視野に入れており、出資者に名を連ねているセイノーホールディングス(HD)などと新たなサービスを開始することも検討している。
住友商事、セイノーHDが参画するLogistics Innovation Fund投資事業有限責任組合、シニフィアンKID、新生銀行系の新生ベンチャーパートナーズ1号投資事業有限責任組合、双日のCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)ペガサス・テック・ベンチャーズ、千葉道場2号投資事業有限責任組合の計6者を引き受け先とした第三者割当増資を実施。
併せて、あおぞら銀行グループのあおぞら企業投資、商工組合中央金庫(商工中金)、日本政策金融公庫、みずほ銀行、りそな銀行の計5社から借り入れ(一部は社債発行引き受け)を実施した。各社の出資額など詳細は開示していない。
(藤原秀行)