「手ごたえ感じており非常に面白いマーケット」、多様な業界と接点
トランコムの恒川穣社長は10月27日、東京都内で開催した2020年9月中間決算説明会で、今後注力する取り組みの一環として、独自のパレット回収サービスを推進する方針を明らかにした。
メーカーやレンタル事業者など関係者の間で使用したパレットをうまく回収、循環させられる仕組みが十分整っていない現状に着目。求貨求車サービスで構築したネットワークも生かし、物流センターなどで滞留しているパレットを効率良く確実に回収、再度利用できるようにするシステムの構築を目指す。
恒川社長は「どういう設備を用いるかとか、かなり具体的な話はしているが、まだ申し上げられる段階にない」と詳細への言及は避けたが、現状で受注できているパレット数が年間100万枚程度と説明。「流通している枚数全体に比べれば微々たる割合で、マネタイズはまだこれからだが、いろいろな業界と接点が増える。かなり手ごたえは感じており、非常に面白いマーケットだと思う」と述べ、将来の事業拡大に期待を示した。
(藤原秀行)※写真はイメージ