洋上14キロメートルを飛行、オンライン診療・服薬指導促進への貢献目指す
日本調剤は10月29日、名古屋鉄道などと連携し、オンライン診療・服薬指導と連動した離島へのドローン(無人飛行機)医薬品輸送実験に参加すると発表した。
愛知県が内閣府の事業の関連で2019年度から進めている「無人飛行ロット社会実装推進事業」として展開。11月12日に、同県美浜町の港から篠島までの洋上約14キロメートルを補助者なしの目視外飛行でオンライン診療・服薬指導を想定し、処方された医薬品を届ける予定。
実験には同県や名鉄、日本調剤のほか、中日本航空やJA愛知厚生連知多厚生病院、プロドローン、KDDIが参加する。ヘリコプターやドローンの運航管理システムを活用し、安全に飛ばせるかどうかを検証。離島でのオンライン診療・服薬指導促進への貢献を目指す。
実験に用いるドローン(以下、いずれも日本調剤提供・クリックで拡大)
(藤原秀行)