九州電力が物流施設事業に参入、私募ファンド介して投資に参画

九州電力が物流施設事業に参入、私募ファンド介して投資に参画

川崎市東扇島の冷凍冷蔵倉庫、電気事業以外の領域で収益拡大図る

九州電力は11月9日、物流施設事業に参入すると発表した。

不動産のアセットマネジメントを手掛ける玄海キャピタルマネジメント(福岡市)が組成した私募ファンドが物流施設を取得しており、九電はグループの九電不動産や九州リースサービスと共同で同ファンドに出資。配当を得る。

九電は中核の電気事業以外の領域で収益拡大を目指しており、中長期的に安定した収益が見込める物流施設に投資する。今後は九州エリアでの物流施設事業展開も視野に入れている。

同ファンドが取得した物流施設は川崎市東扇島エリアに立地している冷凍冷蔵倉庫で、地上5階建て、延べ床面積は約1万6000平方メートル。物件の詳細や九電の具体的な出資額などは開示していない。

(藤原秀行)

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