エア・ウォーター物流、北海道・苫小牧にセンター新設へ

エア・ウォーター物流、北海道・苫小牧にセンター新設へ

本州とのフェリー幹線輸送拡大図る、21年5月稼働予定

エア・ウォーターはこのほど、傘下のエア・ウォーター物流が北海道苫小牧市で新たに拠点「苫小牧物流センター」を開設すると発表した。

新センターは用地代を含めて約28億円を投じ、鉄骨造平屋建ての倉庫棟は延べ床面積が約2000坪を計画。給油所や車両整備場、車庫なども併設し、2021年5月に稼働する予定。

エア・ウォーター物流は一般貨物輸送で北海道~本州間のフェリーを活用し、往復輸送(シャーシ輸送)を展開、多様な貨物を取り扱っている。フェリーの主要発着地の苫小牧市に拠点を構え、同地域で運用していた複数の車両基地や外部倉庫の機能を全て集約。事業運営の効率化をさらに推し進める。

新センターは道内の各地から集めてきた貨物を一括管理し、行き先に応じて小・中ロット貨物の積み合わせを担う共同センターとしての機能も持たせ、シャーシの積載率向上を図る。

同社は19年12月、同じくフェリーの主要発着地の茨城県大洗町近隣に「北関東物流センター」をオープンさせている。苫小牧と両拠点を有効活用し、取扱量の拡大を目指すとともに、シャーシ発着本数の均衡化などにも取り組む。


新センターの完成イメージ(以下、全てエア・ウォータープレスリリースより引用)


陸送と海上輸送を組み合わせたシャーシ輸送の概要※クリックで拡大


トレーラーによる輸送イメージ

(藤原秀行)

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