菅首相、ASEAN連携強化へ鉄道や港湾などインフラ整備支援を表明

菅首相、ASEAN連携強化へ鉄道や港湾などインフラ整備支援を表明

各国首脳とテレビ会議、人材1000人育成

菅義偉首相は11月12日、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国首脳とのテレビ会議に参加した。菅首相はASEAN域内の鉄道や港湾、空港などのインフラ整備を支援し、人の往来や物流を促進して各国の結び付きを強める施策「日ASEAN連結性イニシアチブ」を発表。「自由で開かれたインド太平洋」を着実に実現していく方針を表明した。

イニシアチブは、ASEAN域内で既に進められている総額約2兆円規模のインフラ整備プロジェクトへの支援を継続することなどが柱。菅首相は今後3年間でインフラ整備にかかわる人材を1000人育成する考えを示した。

プロジェクトはベトナムの都市鉄道整備やカンボジアの港湾近代化、ミャンマーの新国際空港整備など。菅首相は「インフラ整備を通じて陸海空の回廊による連結性を強化する」と述べた。


テレビ会議に臨む菅首相(首相官邸ホームページより引用)

(藤原秀行)

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