自動でドライバーに警告、管理者にも通知
三井住友海上火災保険は11月12日、企業向けにドライブレコーダーを用いて社員の安全運転を促進するテレマティクスサービス「F-ドラ」に関し、新たにあおり運転を検知、警告する機能を追加すると発表した。
あおり運転の厳罰化を盛り込んだ改正道路交通法などが施行され、社会的にもあおり運転に厳しい目が注がれているのを受け、企業の信用毀損につながりかねない問題行為を事前に抑制するのが狙い。
新機能は2021年1月をめどに提供を始める。JVCケンウッドと共同で開発した専用ドライブレコーダーを活用、ADAS(先進運転支援システム)が一定速度以上で走行し、前の車両との距離が継続的に短くなっていると判断すると、ドライバーに注意喚起のアラートを発する。
企業の管理者にも、専用のウェブサイト上であおり運転の疑いが生じたことを通知、動画も閲覧できるため、適切な指導が可能になると見込む。
新機能のイメージ(三井住友海上火災保険プレスリリースより引用・クリックで拡大)
(藤原秀行)