賃貸可能面積の8割、自社所有推進の一環か
Jリートの日本プロロジスリート投資法人の資産運用を担っているプロロジス・リート・マネジメントは11月25日、ポートフォリオに組み入れている物流施設「プロロジスパーク茨木」(大阪府茨木市)に関し、入居しているニトリホールディングス(HD)傘下のニトリから2021年12月31日付で賃貸借契約を中途解約する通知書を受け取ったと発表した。
ニトリは違約金を支払わずに中途解約できる権利を有しており、今回行使する。同社はプロロジスパーク茨木の賃借可能面積の約8割に匹敵する12万9473平方メートルを利用している。
ニトリHDは物流領域の変革の一環として、物流センターの自社所有を進める方向。今後5年で自前の物流拠点を全国で、現在外部に借りている分と同程度の規模だけ整備し、順次置き換えていくことを検討しており、今回の中途解約決定もその一環とみられる。
「プロロジスパーク茨木」(プロロジスウェブサイトより引用)
(藤原秀行)