ペットボトルの飲料水24本を搭載、安全な機体開発目指す
「空飛ぶクルマ」の開発などを手掛けるスタートアップ企業のSkyDrive(東京都新宿区大久保)は12月4日、愛知県豊田市で開かれた大規模地震時の物流に関する訓練に参加し、同社が販売している産業用ドローン(無人飛行機)「カーゴドローン」を使った孤立集落への物資運搬訓練を行ったと発表した。
カーゴドローンは30キログラム以上の資材を積載できるほか、GPSを使った完全自動飛行が可能。着陸箇所が限定される場所でも正確に垂直離発着できる。
訓練では500ミリリットル入りペットボトルの飲料水24本を搭載。会場の運動広場内の2地点間を飛行した。
同社は愛知県や豊田市と連携し、災害時に孤立集落の居住者が生活必要物資を居住区でスムーズに受け取れるよう、法令基準を満たした安全なドローンの開発を進める考え。
実験に参加したドローン(SkyDrive提供・クリックで拡大)
(藤原秀行)