日本調剤、フルタイムシステムと連携し実証実験
調剤薬局大手の日本調剤は12月10日、フルタイムシステムが展開している冷蔵機能搭載の宅配ロッカー「スマートピックアップロッカー」を使い、処方薬を24時間受け渡しする実証実験を同日開始すると発表した。
東京都文京区根津の「日本調剤 根津薬局」で実施。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、非接触の受け渡しニーズが高まっているのを踏まえ、実験で業務効率化の効果などを見極めることにした。
宅配ロッカーは発行されたQRコードをかざせば扉が開き、受け渡しができる。電気錠の制御や利用履歴データはコンピューターで管理されるため、患者が処方薬を受け取ったかどうかを薬局側で管理することもできる。
調剤薬局に設置した処方薬受け取りのロッカー(以下、いずれも日本調剤提供・クリックで拡大)
(藤原秀行)