埼玉・加須のセンター、1時間当たり600個の処理可能
東芝インフラシステムズは1月26日、センコーから物流現場向けの直交型荷降ろしロボットを受注したと発表した。センコーの加須PDセンター(埼玉県加須市)で仕分けライン投入作業に採用、2月初旬に運用を始める見込み。
東芝インフラシステムズが開発した直交型荷降ろしロボットは30キログラムまでの重量物をパレットからコンベヤーへ荷降ろしする。独自の2面把持機構と荷物の引き出し方式を生かし、丁寧な荷降ろしが可能なことが特徴。高精度な自動認識技術と計画・制御技術により、事前の荷物登録が不要で、1時間当たり600個の荷降ろしが可能という。
ロボット自体も幅2・2メートル、奥行き3・4メートル、高さ2・7メートルに抑え、スペースの利用効率を高めている。
センコーは加須PDセンターで、アーム型ロボットの設置が不可能な狭い場所へ荷降ろしロボットを導入する計画という。東芝インフラシステムズは今後、物流ロボットの拡販に加え、ロボットから収集したデータを活用した業務の見える化を手掛け、物流センターの業務改善を後押ししていく考えだ。
直交型荷降ろしロボット(以下、いずれも東芝インフラシステムズ提供・クリックで拡大)
(藤原秀行)