[PR]「必要な機器を必要なタイミングで」WMS×マルチベンダー対応WESで、進化する倉庫自動化

[PR]「必要な機器を必要なタイミングで」WMS×マルチベンダー対応WESで、進化する倉庫自動化

WMSとWESの最強タッグが実現する
「スモールスタート型倉庫自動化」の未来

株式会社YEデジタル

クラウド倉庫管理システム(WMS)を手掛けるロジザードと倉庫自動化システム(WES)を提供するYEデジタルがシステム連携を強化する。「ロジザードZERO」と「MMLogiStation」──。WMSとWESのトップシェア同士がシームレスにつながれば、「必要なタイミングで自由に自動化設備を選択できる」未来が見えてくる。(進行役:本誌編集部)

WCSと疎通する〝専属通訳〟

──物流効率化や倉庫自動化が叫ばれる中、WESの認知度が急速に高まってきました。
ロジザード 亀田尚克取締役 営業部長「物流現場で人の確保が難しくなっていることに加え、『2025年の崖』の問題が表面化しています。生産性向上や事業継続という文脈と、システム老朽化に伴うリプレイスの文脈とが合わさって、DXの一環としての倉庫自動化が物流現場における喫緊の課題となっています」

YEデジタル 物流DXシステム本部 浅成直也副本部長「その通りですね。ただ私も経験がありますが、自動化設備をWMSにつなぐカスタマイズは一筋縄とはいきません。人の動線や従来設備と連携させるのは大変な労力の上、数千万円単位の費用がかかります」

「しかも新たな機器が次々と登場し、その都度カスタマイズの要望に対応しなければいけません。これでは限界が来る。そう考えたのがWES開発のきっかけです。WESはマテハン設備を制御するWCS(倉庫制御システム)をWMSにつなぐ際のハブとなるシステムで、自動化機器同士をスムーズに連携させ、倉庫全体のオペレーションを支えます」


YEデジタル 物流DXシステム本部 浅成直也副本部長

亀田「実はWMSベンダーも〝本業〟の倉庫管理部分で開発しなければいけない機能が山ほどあり、手一杯の状態です。さりとて倉庫自動化のニーズには応えなければならない。YEデジタルのWESは一度つなげれば、WCSをつなげるプラグインをどんどん開発していただけるため、自動化設備をWMSのカスタマイズなしで導入できます。WESとWMSの連携が進むのは自然な流れだと思います」

──ロジザードとYEデジタルが連携強化に向けた取り組みを始めた経緯を教えてください。
浅成「当社はWMSに対する課題感と同時に、自動倉庫などの制御で約40年間にわたって積み上げてきた技術への自負もありました。ぜひ一緒に物流システムに必要なものを作りませんかと、連携についてお声かけしました」

「ロジザードはまだ高速通信回線も普及していない時代からクラウドWMSを手掛け、『ロジザードZERO』は1800を超える物流現場で稼動するシステムへと成長しています。『WMS導入企業がカスタマイズなしで自動化設備と連携ができる』価値を共有できると感じました」

亀田「自動化への対応はWMSが解決しなければならない宿題でした。ただ自分たちだけでやる必要はないとも考えていました。当社の社訓に『連鎖連結』という言葉があります。全てを自分でやろうとせず、とにかく顧客の課題を解決するためつながる。それがサービスの普及になるというものです」

「また、『ベンダーフリー』というYEデジタルのポリシーにも引かれました。実は2年ほど前、大手クライアントの自動化設備連携でご一緒する機会があり、複雑な連携をきれいにまとめていただきました。この成功体験も今回の連携強化につながったと思います」

──クラウドWMSとWES、それぞれの領域でトップシェアを誇る両システムの連携強化ですが、導入企業の具体的メリットは。
亀田「WMS単体ではできなかった自動化設備の連携機能が『標準装備』されます。WMS側からみて、自動化設備との連携は、外国人との対話のようなもので、さまざまな機種と連携しろというのは、英語もイタリア語もフランス語も頑張れと言うに等しいです」

「YEデジタルのWESとの連携は、何カ国語も話せる通訳が専属で付くようなものです。WMSがつなぐ先は一つだけ。これでわれわれは大船に乗った気持ちになれます。自動化設備を導入したいという顧客に、『このYEデジタルさんのリストにある設備でしたら、カスタマイズなしで連携できますよ』と案内できます」


ロジザード 亀田尚克取締役 営業部長

浅成「カスタマイズ不要という言葉を裏返せば最初から全面的な設備導入ができない中規模事業者でも、段階的に自動化を進める『スモールスタート』が可能ということです。1機種から始める場合でも、最初から当社WESをつなげておけば、2機種目、3機種目をつなぐシステムがすでにでき上がっていることになる。1機種目で自動化の恩恵を理解した上で、望むタイミングで必要な自動化設備を追加でつなぐことができるようになるのです」

「コスト面での効果も無視できません。最初の1機種だけならWMSと直接つないだ方が安価かもしれませんが、2機種目、3機種目となるとWMSと直接つなぐには高額な費用がかかり、トータルでWESとの連携に軍配が上がります。従来なら7、8カ月程度かかる連携システムの開発期間も、プラグイン機能で4カ月程度に短縮可能です。スクラッチせずパッケージででき上がったものですので、システム全体の品質向上や安定稼働にも寄与します」


WMSとWES、自動化機器の構成イメージ

個別最適から全体最適へ

──システムの連携はどのように進めますか。
浅成「まずは6 月の提供開始を目指し、MMLogiStationとロジザードZEROを連携させるテンプレートを整備中です。ロジザードZEROの機能を深く理解し、モノの動きに対するデータの流れを阻害することなく、自動化システムがきれいに乗るようにリンクさせる必要があります」

「並行して、プラグイン形式でつながることのできる自動化設備も随時、追加しています。今年は7月までに12機種まで増やす予定で、27年ごろまでに計30機種へのプラグインを目指します。自動化設備に参入するスタートアップなども増えてきていますので、検討した上で効果の高い機種に対応していきます」

──今回の連携強化によって倉庫自動化が進めば、人手不足や非効率性といった物流業界全体の課題解決にも貢献しそうです。
亀田「自動梱包機など確実に生産性改善が見込める1機種から導入する事業者は多いですが、物流最適化を進めたいなら、1機種だけで済むはずがありません。かと言って異なるベンダーの自動化設備同士は、それぞれが個別最適化された動きをします。設備を複数台入れてみて初めてこの非効率さに直面します」

「個別最適化によって全体の流れが非効率になることの〝溝〟は、これまで人の働きで埋めていたのですが、今後は20人集まってくれていた働き手は10人しか集まらない。異なるベンダーの設備を同期制御できるYEデジタルのWESとの連携強化は、今後ますます必要になる物流の全体最適化の肝となる要素です」

浅成「自動化が人を引き寄せる部分もあると思います。倉庫現場で高齢者が重い荷物を運ぶといったシーンがなくなれば、『物流現場=クリーンでホワイトな職場』へとイメージを変えていくことも不可能ではありません。物流システム全体をしっかり支え、社会的課題の解決に向けた道を切り開いていく。今回の連携強化が、そんなメッセージを発信するきっかけとなればうれしいです」

お問い合わせ先

株式会社YE デジタル
〒802-0003 福岡県北九州市小倉北区米町2 丁目1番21号
https://www.ye-digital.com/
TEL:(093)522-6560

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