運輸安全委員会が「航空事故」と判断、調査官派遣
2月1日夜、成田空港で日本貨物航空(NCA)の貨物機が着陸しようとした際、滑走路と接触したとみられる事故を起こしたことが分かった。NCAなどが公表した。
国土交通省の運輸安全委員会は当初の事故につながりかねない「重大インシデント」から「航空事故」に判断を変更、事故調査官2人を現地に派遣し、原因の調査を進めている。
NCAなどによると、2月1日の午後7時ごろ、香港から成田空港に到着したNCAの貨物機がA滑走路に着陸しようとした際、気流が乱れたため着陸をやり直した。着陸後に機体を点検していたところ、胴体の後方下部にこすったような跡が3メートル程度にわたって見つかった。乗員2人にけがはなかった。
NCAは「本事象に関する国土交通省が実施する調査に全面的に協力する」とコメントしている。
(藤原秀行)