最長4日間、部品調達に支障
トヨタ自動車は2月16日、福島県沖地震の影響で、同17~20日の間、グループの国内全15工場・28ライン中、計9工場・14ラインで稼働を最長4日間停止すると発表した。地震で部品の調達に支障が出ているため。
対象はトヨタ自動車の高岡(愛知県豊田市)、田原(同県田原市)とトヨタ自動車九州の宮田(福岡県宮若市)、トヨタ自動車東日本の岩手(岩手県金ケ崎町)、トヨタ車体の富士松(愛知県刈谷市)と高岡(同県豊田市)、岐阜車体工業(岐阜県各務原市)、豊田自動織機(愛知県大府市)、日野自動車の羽村(東京都羽村市)の各工場のライン。生産している車種はSUV(多目的スポーツ車)のハリヤーや高級車のレクサスなど多岐にわたる。
調達が滞っている部品は明らかにしていない。2月21日以降の対応は、部品の供給状況などを見ながら判断する見通し。
(藤原秀行)