主要アセットで唯一前年上回る・CBRE調査
シービーアールイー(CBRE)は11月15日、2018年第3四半期(7~9月)の不動産投資市場に関する動向調査結果をまとめた。事業用不動産への投資額は前年同期比25%減の5920億円だった。Jリート以外の国内外投資家からの投資が落ち込んだ。
ただ、物流施設は24%増の1700億円となり、主要アセットの中で唯一前年実績を上回った。投資額の内訳はJリートが62%、海外投資家が38%。
Jリートが発表した投資に絞っても、物流施設は6・7%増の1060億円で、主要アセットの中で最大規模。近畿圏の取引がそのうちの59%に上った。
首都圏湾岸部のマルチテナント型物流施設の期待NOI利回りは4・53%で、前期(4~6月)から横ばいだった。
(藤原秀行)