東京都が交通対策の概要開示
東京都は3月17日、東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、選手や大会関係者らを安全かつ円滑に輸送するために実施する交通対策の概要を企業向けに開示した。
競技会場周辺の幹線道路に専用レーンや優先レーンを設けるとともに、進入禁止エリアや通行規制エリア、迂回エリアも設定すると説明。事故などで到着予定時間からの大幅な遅延が予想される場合に使う代替ルートも公表した。
首都高速道路ではオリンピック前後の7月19日~8月9日とパラリンピックの8月24日~9月5日の間、午前6時~午後10時は料金に1000円上乗せする一方、午前零~4時はETC利用車を対象に夜間割引を実施し、昼間の交通量抑制を図る方針をあらためて示した。料金上乗せはETCを搭載している物流関係者の車両は対象外。
他にも、高速道路の本線料金所で流入を規制したり、入り口を閉鎖したり、一般道の信号を調整したりする可能性があることにも言及している。
2019年にテストで実施した首都高入り口閉鎖の様子(東京都資料より引用)
(藤原秀行)
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