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シベリア鉄道の貨物輸送パイロット、商用化に向け一段のコスト低減が必要

シベリア鉄道の貨物輸送パイロット、商用化に向け一段のコスト低減が必要

国交省が検証結果公表、海上輸送比でリードタイムは半分に

国土交通省は3月30日、シベリア鉄道を使った日本~欧州間の貨物輸送パイロット事業に関し、2020年度の検証結果を公表した。

参加した関係者らから「新型コロナウイルスの感染拡大で日欧間物流が不安定化している中、海上輸送と航空輸送に続く第3の選択肢として利用検討の余地がある」との声が出ていると報告。同時に、総輸送費用は通常の海上輸送に比べて約1・4~3・4倍、平均で約2・3倍に上っており、商用化に向けてはコストをさらに低減することが必要と分析した。

リードタイムは海上輸送より半分程度に短縮。ただ、予定より早く着駅にたどり着いたため、鉄道以降の輸送手配が間に合わないケースがあったことから「リードタイムの安定化が望まれている」と強調した。

輸送時は鉄道起因の細かな振動により、計測装置に擦れなどが見られたものの、貨物自体には外装、内装ともにダメージは確認されなかった。他には、鉄道の運送状がロシア語表記のため確認が困難なことや、ウェブ上で貨物の現在地を追跡できないエリアがあったことなどが課題として浮上している。

パイロット事業は日本の各港からロシアのウラジオストックまでは海上輸送、ブレストまではブロックトレーンによる鉄道輸送、ブレストから先は鉄道化トラックによる輸送をそれぞれ展開。コンテナ34本(うち一般貨物2本)を取り扱った。

(藤原秀行)※写真はイメージ

資料はコチラから(国交省ウェブサイト)

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