日本通運子会社のワンビシアーカイブズは4月21日、同社が提供するAI(人工知能)技術を取り入れた光学文字認識サービス「AI-OCR×BPO」を日通が導入したと発表した。
日通は2018年3月、IT中期経営計画で事務業務に要する時間を削減するためのRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)プロジェクトが発足。煩雑な事務手続きの簡素化、事務効率化に取り組んでいる。
「AI-OCR×BPO」を導入することで、今までRPAで取り込めなかった書類のアナログ情報をデジタル情報として取り扱えるようになり、今まで課題となっていた作業日報の入力業務に関するフローを自動化することができたという。
複数の作業員が半日~1日かけていた作業日報の入力業務をワンビシアーカイブズにアウトソースすることで、各支店では複合機でスキャンするだけの単純業務となり、大幅に効率化。AI-OCRは高い読取率を誇るものの100%になることはないため、ワンビシアーカイブズで精査・修正まで行う。
日通は作業日報以外にも、アナログ情報であるがゆえに自動化できていない業務が多数存在おり、これらにも「AI-OCR×BPO」を横展開し、RPAプロジェクトの領域を増やしていきたい考え。
(ロジビズ・オンライン編集部)