ベンチャーのエクサウィザーズと連携、来春にも提供開始
日本気象協会は11月20日、AI(人工知能)開発のベンチャー企業エクサウィザーズ(東京)と組み、気象データとAIを組み合わせたサービス開発を進めると発表した。手始めに、商品需要の予測を手掛ける。
同協会が2017年度から事業として手掛けている需要予測のシステムにエクサウィザーズが蓄積してきたAIの知見を反映させ、予測精度をさらに向上。メーカーや小売り・卸売業は天候の変化による食品の廃棄や販売機会の損失を回避できるほか、適正な在庫水準の維持なども期待できる。両者は来春ごろにも本格的にサービスを始めることを想定している。
需要予測のほか、防災やヘルスケアなどの分野にも応用を進める方向。
(藤原秀行)
新たな需要予測システムのイメージ(日本気象協会提供)