5秒に1回リアルタイムで現在地取得、業務可視化見込む
Hacobuは5月10日、同社のトラック動態管理サービス「MOVO Fleet(ムーボ・フリート)」が、丸和運輸機関が手掛ける新型コロナウイルスワクチン配送車両の管理に採用されたと発表した。
ワクチンの高齢者向け優先接種が各自治体で4月から順次始まる中、ワクチンの配送は規定の温度帯(マイナス90~60度、マイナス25~15度、2~8度)での移送が求められている。厚生労働省のガイダンスも冷蔵(2〜8℃)かつ原則3時間以内での輸送を求めており、極めて安全に、かつタイムリーに行われる必要がある。
丸和運輸機関は3PL事業の一環としてワクチンの保管・配送業務を請け負うことが決定。1日当たり約70台の車両が複数の医療機関や高齢者施設への配送を担う予定。
時間通りに全ての配送先に到着しているか、といった進捗を把握することが重要なため、ムーボ・フリートの採用を決めた。ムーボ・フリートは走行履歴を5秒に1回、リアルタイムで情報を取得する上、委託先の複数の運送会社の業務も可視化できる。Hacobuは配送車両がいつ、どこを走行しているか、配送計画の通りに運行しているか、を把握することができると見込む。
また、丸和運輸機関側では担当者がどのパソコンからでも車両の位置を確認できるので、運行状況に関する問い合わせへの対応業務の無駄を解消し、業務効率化が期待できるとみている。
(Hacobuプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)