自動搬送システム開発のeve autonomy、ヤマハ発動機の工場で2カ所目の運用開始

自動搬送システム開発のeve autonomy、ヤマハ発動機の工場で2カ所目の運用開始

小型化実現、狭い屋内通路も通行可能に

ヤマハ発動機と自動運転技術開発を手掛けるスタートアップ企業のティアフォー(名古屋市)が共同で設立したeve autonomy(イヴオートノミー、静岡県袋井市)は5月17日、ヤマハの磐田南工場で工場向け自動搬送サービスの運用を始めたと発表した。

同サービスは車両が自動で製品を乗せた台車をけん引している。2020年に同じくヤマハの浜北工場で運用を続けており、2カ所目となる。

磐田南工場では、浜北工場で得られた知見を活用し、車両後部の座席を撤去するなど、より小型化したモデルを投入、鋳造工程から加工工程の建屋間で製品を運ぶ。

新型モデルは浜北工場にも展開し、従来は走行できなかった狭い屋内通路も通れるようにし、自動搬送サービスの提供範囲を拡大して導入効果を高めていきたい考えだ。


開発中の新型試作車(eve autonomyプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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