災害時のセンター間相互出荷体制も継続
PALTACは5月19日、2021~23年度を対象とする新たな中期経営計画「『輝く未来へ』~サプライチェーンとともに歩む~」を公表した。
この中で、目指すべき姿として「ロジスティクスソリューション力の強化」を掲げ、物流の持続可能性を高める方針を明示。ホワイト物流推進運動への注力、全国規模の高効率な物流網の強化・拡大を打ち出し、対象期間の3年間に関連投資として300億円を投じる姿勢を示した。
ホワイト物流推進の一例として、自社開発した入荷予約システムの全国展開を完了したことに言及。ドライバーのセンターでの待機時間が約3分の1に短縮し、配送費上昇にも対応できたことをアピールした。
災害頻発を受け、復興体制を強化することも発表。各地にある高機能な物流センター「RDC」が有事には相互に製品を出荷し合う体制の継続・強化を図る。
さらに、物流センターの運営効率化を推し進めるため、3年間で300億円程度を投じるとの見通しを表明。対象は東北、関東、関西、九州の各エリアを挙げており、22年度中に関東(栃木)で物流基盤強化の投資が完了するとの見通しを明かした。
(藤原秀行)
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