大手商社や損保会社など40の企業・団体、船荷証券電子化など目指す
貿易情報管理システム「TradeWaltz」(トレードワルツ)を扱うトレードワルツ(東京都千代田区丸の内)は5月25日、同システムを活用しながら貿易業務効率化を目指す新たな「貿易コンソーシアム」(共同事業体)を立ち上げたと発表した。
2017年からNTTデータが事務局となり運営してきた旧「貿易コンソーシアム」の理念を継承した上で刷新、大手商社や損害保険会社、物流企業、メガバンクなど40の企業・団体が参加、新たな貿易コンソーシアムを結成した。
トレードワルツは特定のネットワークに参加している複数のコンピューター間でデータを迅速かつ安全に共有可能なブロックチェーン(BC)技術を基に、発注書や受取書、L/C(信用状)、保険証券、船積み指示書など膨大な書類を電子化し、輸出企業や輸入企業、銀行、物流企業、損害保険会社、税関など多岐にわたる関係者が情報を確実に共有できるようサポートしている。
今後、貿易業務をさらに効率化するため、船荷証券電子化のための法改正などを関係者に働き掛ける予定。他の企業などにも参加を呼び掛けていく。
(トレードワルツ プレスリリースより引用)
(藤原秀行)
※参加している40の企業・団体は以下の通り(50音順)。
伊藤忠商事/井本商運/NTTデータ/オービック/エフ・ビー・エス/兼松/関西総合システム/近鉄エクスプレス/Shippio/商工組合中央金庫(商工中金)/商船三井ロジスティクス/STANDAGE/住友商事/Zenport/双日/双日ロジスティクス/損害保険ジャパン/東京海上日動火災保険/豊田通商/西日本鉄道/日新/一般財団法人日本貿易関係手続簡易化協会(JASTPRO)/会社日本貿易保険(NEXI)/日本郵船/バイナル /阪和興業/日立物流バンテックフォワーディング/富士フイルムホールディングス/ブルボン/丸全昭和運輸/丸紅/みずほ銀行/三井住友海上火災保険/三井住友銀行/三井物産/三菱ケミカル物流/三菱商事/三菱商事プラスチック/三菱UFJ銀行/輸出入・港湾関連情報処理センター株式会社(NACCS)