業務省力化と作業評価の標準化図る
サントリーグループでグループ全体の研究・開発・生産などを手掛けるサントリーMONOZUKURIエキスパートは6月2日、物流子会社のサントリーロジスティクスと富士通が共同開発したフォークリフト操作のAI判定システムを、同日からサントリーの物流拠点に順次導入すると発表した。同システムの導入は物流業界初という。
サントリーでは倉庫での荷役業務の中心となるフォークリフト操作について、360度撮影できるドライブレコーダーを装備し、加速度やハンドル操作などの状況を確認することで、安全品質の向上、可視化にも取り組んできたが、映像確認に人手と時間が掛かり、評価が曖昧なことが課題となっていた。
同システムはドライブレコーダーの映像をAIが解析することで、業務の省力化と、定型化が難しかった作業評価の標準化を可能とし、安全品質のさらなる向上につなげられる見通し。
今後は同システムの導入を順次拡大し、安全・安心な物流、「スマートロジスティクス」を推進することで、持続可能な物流の実現に向けてグループでさらなる取り組みを進めていく方針だ。
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)