三甲と連携、30年度までにプラスチック使用量516トン削減見込む
明治は6月18日、プラスチック使用量の削減に向け、ヨーグルトや牛乳などの保管・輸送に使用するプラスチック製物流資材(クレート)のリサイクルを4月に開始したと発表した。
プラスチック製パレットなどの製造・販売を行う三甲と連携。破損・劣化したクレートを三甲がリサイクル材に加工した上でリサイクルクレートを製造、明治で再び利用している。明治は2030年度までに物流資材のプラスチック使用量を516トン減らせると見込む。
同社は15年度から商品の保管・輸送に使用するパレットのリサイクル循環構築に取り組み、破損や劣化などで使用できなくなったパレットは100%のリサイクルを果たしている。累計でプラスチック使用量を1700トン減らせたという。
19年度からはパレットの軽量化で150トン削減しており、15~20年度の6年間で物流資材のプラスチック使用量を合計1850トン節約できたという。
今後はクレートのリサイクルに加え、薄型のシートパレットや商品の荷崩れを防ぐストレッチフィルムなどについてもリサイクル循環の確立を検討する。
クレートのリサイクル循環の概要(明治プレスリリースより引用)
(藤原秀行)