医薬品卸メディセオとドラッグストアのツルハ、「持続可能な社会」へ向けた取り組みを開始

医薬品卸メディセオとドラッグストアのツルハ、「持続可能な社会」へ向けた取り組みを開始

医薬品の在庫適正化、受発注業務の効率化など柱

医薬品卸のメディセオは6月22日、北海道でドラッグストアチェーン「ツルハドラッグ」を運営するツルハ(札幌市)と「持続可能な社会を実現するための新たな医薬品流通最適化モデル構築に向けた取り組み」を開始したと発表した。

医薬品の在庫適正化、受発注業務の効率化などが取り組みの柱。両社は以前より北海道と東北地方のツルハ店舗で同様の取り組みの実証実験を行ってきた。その結果、物流分野におけるCO2排出量の削減と円滑な商品流通が両立できることを確認し、全国で実施していくことを決定した。

同取り組みにより、両社にとって効率的なオペレーション体制を築き上げるとともに、CO2排出量の削減や業務の生産性向上、働き方改革につなげ、社会的に強く求められている持続可能な社会の実現に貢献していくのが狙い。

6月より取り組み可能な店舗から順次開始しており、将来はメディパルグループ各社が全国で展開していくことを想定している。

※以下、プレスリリースより引用(一部、編集部で修正)

CO2排出量の削減
店舗ごとに最適な医薬品の在庫量を分析、管理することで両社間の受発注・納品業務を減らし、車両燃料に起因するCO2排出量を削減する。

生産性向上
医薬品の受発注、検品などの作業を効率化し、物流に関わる従業員の労働生産性を向上させるとともに、薬剤師の本来業務への時間を創出し、地域医療に貢献できる体制を構築する。

働き方改革
納品・検品の回数を大幅に減らすことをはじめ、両社で効率的な物流を追求することにより、多様化する働き方のニーズに対応できる環境を作る。

(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)

その他カテゴリの最新記事