コロナ禍で急増からの反動、19年比ではプラス維持
日本生活協同組合連合会(日本生協連)が6月22日発表した全国の主要65地域生協の総供給高(売上高)速報によると、5月は前年同月比6・9%減の2364億3400万円で、2カ月続けて前年実績を割り込んだ。
内訳を見ると、宅配が7・6%減の1526億1400万円で、このうち個配は7・0%減の1111億6400万円だった。ともに20年1月以来、16カ月ぶりに前年から減少した。店舗は6・2%減の790億3500万円。
新型コロナウイルスの感染拡大で宅配の利用が急増した反動で、前年割れとなった。ただ、宅配はコロナ禍前の19年実績と比較すると17・6%増、個配は23・3%増で、好調さが続いている。
(藤原秀行)