輸出入貨物を取り扱う国際コールドチェーン拠点に
カトーレックは12月3日、仙台市内で運営する「仙台低温物流センター」が横浜税関より同1日付で保税蔵置場の認可を取得したと発表した。冷凍・冷蔵品の輸出入貨物を取り扱うことが可能となり、入庫から通関・保管・仕分け・流通加工・出庫・輸配送に至るワンストップサービスの提供を通じて顧客のコスト削減、リードタイム短縮に貢献する。併せて動物検疫所から畜産物の輸出入検査場所の指定を受け、品質向上とコンプライアンスの強化を図った。
同センターは鉄骨造2階建て、延べ床面積1万593平方メートルの4温度帯対応倉庫。概要は冷凍(マイナス25度)2221平方メートル、 チルド(0~5度)841平方メートル、 冷蔵(5~10度)5517平方メートル、 常温1260平方メートル。30のトラックバースとバーチレーター2 基、エレベーター2 基、監視センサーなどを備える。
仙台東部道・仙台東 IC から約3キロメートル、仙台塩釜港から約 7.7キロメートルに位置し、仙台など東北エリアを中心に食品・日用品などの保管・流通加工・配送業務を遂行。同社は東北エリアでの低温流通サービス拡充をロジスティクス事業における重要戦略の一つと位置付けており、保税蔵置場の認可取得によって国際的なコールドチェーンの物流拠点としてサービスを高めていく考え。
(鳥羽俊一)
画像はカトーレックニュースリリースより